鍵開けにかかる費用の相場はいくら?家や車、バイクなど対象物ごとに解説

鍵開けにかかる料金相場について解説

家の鍵をなくした時や、インロックしてしまった時に利用する鍵屋さんの鍵開けサービス。一体、どれくらいの料金がかかるのでしょうか?

今回は、そんな鍵開けサービスの費用相場について詳しく解説します。住宅以外にも、車やバイク、金庫などの鍵開け費用相場についても解説します。

鍵開け費用は鍵屋さんによって自由に決まる

まず、前提として覚えておいてほしいのが、鍵開けの料金は鍵屋さんによって自由に決められているということです。

仮に、鍵開けが10万円でもしっかりと料金を提示して、理解した上でお金を払えば違法とはなりません。10万円のカバンをちゃんと値段をみて買ったのと一緒ですから。

なので、高い鍵屋さんが悪というわけではなく、何かしらの付加価値があってその値段設定にしているということです。悪いのは、料金を提示しないで高額な請求をする鍵屋さんです。

鍵開け費用が決まる要素

では、本題である鍵開けの費用相場について解説します。まずは、鍵開け料金が決まる要素についてです。

鍵の種類

基本的に鍵屋さんは鍵の種類によって料金を決めています。その多くは、ギザギザの鍵、防犯性の高い鍵、特殊な鍵という分け方をしています。

特殊な鍵が一番高く、次いで防犯性の高い鍵、ギザギザの鍵の順番となっています。

防犯性の高さ

鍵の種類だけでなく、鍵を開ける場所全体の防犯性も鍵開け料金が決まる要素の1つです。

例えば、サムターンにカバーが付いている、ドアスコープがないなどが当てはまります。これらは、鍵を開けるのに技術や道具が必要となるため、料金が高くなります。

鍵の開け方

鍵の開け方によって道具や技術が異なるので、料金も異なります。いちばん安い開け方がピッキングです。

破壊開錠と迂回開錠という開け方がありますが、迂回開錠の方が安い印象です。破壊開錠になると、壊して開けた後に鍵を交換する必要があるので、料金が高くなりやすいです。

時間帯

鍵開けを依頼する時間帯によっても料金が変わります。基本的にホームページに載せている料金は日中の料金です。20時~8時などの夜間になると、深夜料金として5,000円ほど上乗せされることが多いです。深夜料金の時間帯や上乗せ料金は鍵屋さんによって異なるので、Q&Aや料金の詳細を確認しましょう。

現地までの距離

鍵屋さんから鍵開けを行う現地までの距離が遠いほど、料金が高くなる傾向にあります。

鍵屋さんがある近辺の地域は出張料無料で、そこから少し離れると有料になるなどの料金設定がされています。

また、離島などになるとフェリー代などがかかり、高くなることがあります。

鍵の種類ごとに費用相場をご紹介

では、実際にいくらくらいが料金相場なのか、鍵の種類ごとにご紹介します。

ピンシリンダー

鍵の片側だけがギザギザしている鍵です。基本的にピッキングで解錠できるのですが、ピッキングできないピンシリンダーも登場しています。

料金相場としては10,000円~20,000円くらいです。鍵屋さんや状況によって30,000円することもあります。

ディスクシリンダー

鍵の両側がギザギザした鍵で、今は廃盤となっています。ピッキングに非常に弱いので、比較的簡単に開けることができます。料金は10,000円~20,000円が相場です。

ディンプルキー

鍵にぽつぽつとした凹凸がある鍵です。ピッキングがほぼ不可能で、破壊解錠もできますが難しいです。

ディンプルキーの鍵開けは、20,000円~30,000円であることが多いです。これは迂回開錠の場合で、破壊解錠になると鍵の交換代も上乗せされるので、50,000円になることも良くあります。

ウェーブキー

ウェーブキーもディンプルキー同様、ピッキングがほぼ不可能です。そのため、迂回開錠がメインとなり、料金は20,000円~30,000円くらいになります。

特殊な鍵

カードキーやスマートロックなど特殊な鍵は、30,000円~50,000円以上となります。迂回開錠できるなら30,000円~50,000円で収まるかもしれませんが、破壊解錠となると、交換代がかかるので50,000円以上になることも考えられます。

場所ごとの鍵開け料金の相場

鍵の種類ごとの鍵開け料金費用相場を紹介してきました。ここからは、場所ごとの鍵開け料金について解説します。

住宅

住宅の玄関の鍵の開錠にかかる料金は15,000円~30,000円程度が相場料金です。ただ、2箇所開ける場合や、破壊解錠の場合、防犯性の高い状態の場合などは、もう少し料金が高くなります。

車の鍵開けにかかる料金は、15,000円~30,000円です。これは、ギザギザの鍵屋、一般的な国産車の場合です。高級車や外国車の場合は、もう少し高くなる傾向にあります。

バイク

バイクの鍵開けは15,000円~20,000円くらいです。ただ、バイクの鍵の種類によっては、ピッキングではなく、鍵を作成して開ける場合もあるので、もう少し料金が高くなることがあります。

金庫

金庫の鍵開けにかかる料金相場は20,000円~40,000円です。これは家庭用金庫で100万ダイヤルの場合です。業務用の金庫や、テンキー式金庫などになるともう少し高くなります。

鍵開け費用が安い鍵屋さんの選び方

鍵開けの料金はなるべく安くしたいですよね。ただ、鍵屋さんの選び方を間違えてしまうと高額請求の被害に遭ってしまうことも。安く済みやすい鍵屋さんの特徴をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

店舗を構えている

店舗はすぐに移動できるようなものではありません。また、地域の信頼を得られなければ、経営も成り立ちません。そんな状態でも経営を続けている店舗型の鍵屋さんは信頼できると言っても良いでしょう。大手の出張型鍵屋さんよりも安い料金で鍵開けを行ってくれる確率が高いです。

基本的にこれさえ守ってもらえれば、大外れを引くことは無いと思います。

もっと詳しく鍵屋さんの選び方を知りたい方はこちらを参考にしてください。

依頼すると高額になりやすい鍵屋の特徴

反対に依頼すると高くなりやすい鍵屋さんの特徴は、出張専門で広告を出していることです。広告代がかかっているのと、電話受けなどの人件費もかかっているので、コストを回収するために料金を高くしがちです。

また、店舗型ではないので、信頼が無くても経営が成り立ちます。一回の依頼の単価を高くして、リピーターが無くても商売をやっていけるようにしています。

ぼったくられやすい鍵屋さんの特徴はこちらで詳しく解説しています。

鍵開け費用は思ったよりも高くなりやすい

インターネットでよく見る鍵屋さんでは、最低料金をホームページに掲載しています。その料金を見てしまうので、料金が高いと感じてしまうのです。

本来、鍵開けは数千円台で収まることはごくまれで、10,000円以上の料金になることがほとんどです。鍵開けは思ったよりも高くなるということを想定した上で、鍵屋さんを探しましょう。

ただ、思ったよりも数十倍高い料金なら、消費者センターなどに相談してください。

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