鍵屋にぼったくられた時の対処法を解説
鍵屋さんの中にはぼったくりと言える値段で作業を行うことがあります。他にも、妥当だと思われる料金でもぼったくりだと言われることもあります。
そこで今回は、どこからぼったくりなのか、鍵屋さんにぼったくられた時の対処法をご紹介しますので、ぜひご覧ください。
そもそもぼったくりとは?
ぼったくりとは、不当・法外な料金を料金を請求することです。事前に聞かれさていた料金内容よりもはるかに高額な請求をしてくる、知らないうちに料金が加算されている、無料・安価なものに高額な料金をつけるなどがあります。
いくらからがぼったくりなのか?
いくらからがぼったくりかというのは線引きがありません。鍵屋さんによって料金が設定されており、その金額は自由に決められるからです。
強いて言えば、ギザギザの鍵の鍵開けなら30,000円、ディンプルキーなら50,000円が上限だと思います。それくらいが出張鍵屋さんでかかる平均的な料金だと思います。
ただ、条件によってはそれ以上の金額なることもあるので、絶対ぼったくりとは言えません。詳しくはこちらをご覧ください。
鍵屋にぼったくられたと言える条件
鍵屋さんの多くは法律に則って経営をしています。そのため、犯罪である可能性は低いです。また、ぼったくりとお客様が言っていても、実際はぼったくりではないケースもあります。
では、どこからがぼったくりと言えるのでしょうか?
広告で安い料金しか表示していない
広告やホームページなどに最低料金しか書いておらず、料金が変動しないように書いてあればぼったくりと言えます。
鍵開け2,000円~のみの記載ならグレーです。ただ、高額な料金になる可能性を示唆していれば、消費者に告示しているので、ぼったくりにはならないことが多いです。
電話で安い料金しか伝えられていない
ホームページには安い料金しか書いていなくても、電話をした時にある程度の料金を伝えてくれることがあります。
しかし、電話の時点では詳細な料金を確定できないこともたたあります。そのため、概算や料金が高くなることを言われることが多いです。
しかし、それすらも伝えられず、最低料金しか言われなかった。それなのに高額料金を請求されればぼったくりと言えます。
伝えられた数倍もの料金で作業をする
ホームページで記載されている料金や電話で伝えられた料金の数倍もの料金の場合、ぼったくりと言えます。
最近の消費者庁の解釈では、伝えられていた料金と実際の料金に相当の開きがある場合はクーリング・オフの対象になるそうです。つまり、釣り広告から高額請求をするのはダメということになります。
ぼったくりとは言えない鍵屋
これだとすべての鍵屋さんがぼったくりになってしまいます。では、どのような条件があればぼったくりではなくなるのでしょうか?法律の専門家ではないので、常識的に考えたことを解説します。
事前に料金の説明があった
先程ご紹介したように、事前に料金の説明があればぼったくりではないと考えられます。事前に説明があれば、消費者は拒否するか依頼するかの判断材料を手に入れ、冷静に考えることができます。
しっかり考えた上で見積もりに了承した
判断が鈍った状態で契約した時に高額請求をするのはぼったくりと言えます。見積もりをもらってから、一人で考える時間を与えられて、冷静な状態で判断ができればぼったくりにはなりません。
明らかに原価が高い
小売価格の高い鍵の交換など、明らかに原価が高い場合はぼったくりとは言えません。これは言わなくてもわかると思います。
ぼったくりが起こりやすい鍵屋の特徴
ぼったくりかどうかの基準はある程度わかったかと思います。ここからはぼったくりが起こりやすい鍵屋さんの特徴をご紹介します。
広告を出稿している
検索連動型広告を出している鍵屋さんはぼったくり率が高いです。広告費は一人あたり2000円~5000円と予想しているので、それくらいを回収しなくてはいけないので、費用が高くなりやすいです。
出張専門である
出張専門の鍵屋さんはぼったくりの確率が高いです。店舗を持たないので、地元の人から信頼をえなくてもやっていけます。
地元の方から依頼されなくなっても、他の地域から集客するれ良いので。
安い料金しか書いていない
一番安い料金しか書いていない鍵屋さんはぼったくりである可能性が高いです。詳細な金額や他の事例を載せていなければ、ますます怪しいです。
安い料金で釣って、高額料金を請求してくるかもしれません。
会社概要などが不透明
会社概要や特定商取引法上の表記、プライバシーポリシー、利用規約などが書いてることが多いですが、それがしっかり書いていなければ、ぼったくりである可能性が高いです。
会社の住所などをテキトーにすることで、万が一ぼったくりを行った時しても、そのまま逃げてしまう可能性があるからです。
実際に、逮捕者が出た鍵屋さんでは、架空の住所を利用して逃げていました。
仲介業を行っている
鍵屋さんを紹介するだけの会社もぼったくりに遭う可能性があります。そのような業者に依頼をすると料金に手数料を上乗せされるかもしれません。
その手数料は最大40%かかるとされているので、結構な額になります。
見積もりがない
最大級に危ないのは、見積もりなしで作業を行う鍵屋さんです。見積もりをせずに後から高額請求を行ってきます。作業後にトラブルに発展しやすいため、見積もりがない業者には帰ってもらうのが得策です。
鍵屋にぼったくられたら?
もしも鍵屋さんにぼったくられた、どのように対処すれば良いのでしょうか?
鍵屋に連絡する
まずは鍵屋さんに連絡をして、なぜそのような料金になったのか事情を聞きましょう。適正料金であること、契約までのプロセスが正しいことがわかれば、納得するしかありません。
消費者センターに連絡をする
どうしても納得できない場合は、消費者センターに相談しましょう。あなたに代わって、消費者センターが鍵屋さんと話し合いをしてくれることがあります。また、クーリングオフができるかどうかも対応してくれますので、困ったら連絡してみましょう。
クーリング・オフはできる
これまでは鍵開けを依頼した時のクーリングオフには対応してくれませんでした。しかし、最近の消費者庁は解釈を変更し、広告の金額と実際の金額に乖離がある場合は、訪問販売とみなし、クーリングオフの対象となりました。
クーリング・オフの条件
クーリングオフを受けるには、契約までのプロセスに欠点がある場合です。先ほども紹介したように、電話などで伝えられた料金とあまりにも乖離があった場合、クーリングオフの対象となることがあります。
また、見積もりだけだったのに、その場で契約をさせられたり、依頼した内容以外の作業を行った場合にもクーリングオフの対象となることがあります。
詳しくは消費者センターに聞いてみましょう。
何でもかんでもぼったくりにしてはいけない
鍵屋さんも商売なので、なんでも間でもクーリングオフされては経営が成り立ちません。しかも、ちゃんと見積もりをして事前に料金を提示して、納得したというサインをもらった上で作業を行っています。
適正料金であったにもかかわらず、ぼったくりと言うのはカスタマーハラスメントです。
ただし、あまりにも高額でどこからみてもぼったくり料金であるなら対処した方が良いです。
そんな鍵屋さんに騙されないように私たち消費者も賢くなりましょう。
この鍵屋さんに電話してみよう
どの鍵屋さんか迷ったら、鍵の救急サポートセンターに電話してみてはいかがでしょうか?
全国対応(一部を除く)で見積もり無料(条件あり)の鍵屋さんなので、料金がわかりやすいです。
迷ったら、とりあえず電話してみましょう!
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