車の鍵をインロックした時の対処法を解説
車の中に鍵を置いたまま施錠することで発生するインロック。もし、インロックが起こってしまったら、どのように解決すればよいのでしょうか?
今回は、インロックが起こった時の正しい解決方法や安く解決する方法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
車の鍵をインロックした時の対処法
車の鍵をインロックしてしまった時、どのように対処すればよいのでしょうか?
正しい解決方法は業者に依頼をすることです。では、どの業者に依頼をすれば良いのか優先度が高い順にご紹介します。
自動車保険のロードサービスに依頼をする
まず、連絡してほしいのは、自動車保険のロードサービスです。保険会社や契約内容によって、無料のロードサービスが付帯しています。
もし、インロックが起こっても、年に1回までなら無料で鍵開けを行ってくれます。しかも、無料なので、他の業者に依頼する前に、自動車保険のロードサービスが使えるかどうか確認しましょう。
JAFに鍵開けを依頼する
ロードサービスといえばJAFですよね。JAFもインロックの解錠を行ってくれます。JAF会員ならインロックの解除料金は無料です。
会員でなくても13,130円から高くても25,000円程度でインロックを解錠してくれます。高額になりにくいし、会員なら無料なので、自動車保険のロードサービスが使えない場合はJAFに依頼をしましょう。
鍵屋に鍵開けを依頼する
最終手段として、鍵屋さんにインロックの解錠を依頼しましょう。鍵屋さんは鍵開けの技術に優れており、すぐにインロックの解錠ができます。しかし、鍵屋さんによって料金が曖昧で、高額になりやすいというデメリットがあります。
特に、悪徳業者に依頼をしてしまうと、JAFの2倍以上の値段を取られるので、注意しましょう。鍵屋さんの探し方はこちらで紹介しています。
119番通報をする
炎天下や極寒の中、インロックをしてしまい、子供やペットなどが閉じ込められている場合は、すぐに車から降ろさなければいけません。一刻を争う場合は、119番通報をしてレスキューしてもらいましょう。
料金は無料ですが、ガラスを割って救出するので、修理代などがかかってしまいます。しかし、命はそれ以上に高いので、危険を感じたらすぐに連絡をしましょう。
自分でインロックを解除するのはおすすめしない
映画などで、道具を使ってインロックを解錠するシーンが良くあります。しかし、あれを現実で行うのはおすすめしません。なぜなのか、その理由を説明します。
今の車は簡単に開かない
そもそも今の車は自分で開けられるほど簡単に作られていません。ウィンドウ部分に物を突っ込んでも鍵は開きませんし、ドアに隙間を作ることも非常に難しいです。
もし、無理に開けようとすると車が故障してしまいます。
ガラス修理などの方が高くなる
無理にドアに隙間を作ろうとして故障してしまった場合、車の修理費の方が高くなる可能性があります。ガラスを割るのも同様で、運転席のガラスを一式交換するなら3~4万円以上かかります。これならJAFに依頼した方が安く済むでしょう。
車の鍵を開けるのにかかる料金
車のインロックを解決するためにかかる料金はいくらなのでしょうか?解決できる業者ごとに説明します。
自動車保険のロードサービスに依頼をする
自動車保険のロードサービスを使えば、インロックの解錠料金は無料です。ただし、利用回数には上限があるほか、専用ダイヤルから依頼をしないと有料になるので、注意してください。
JAFに鍵開けを依頼する
JAF会員ならインロックの解錠料金は無料です。非会員の場合は、夜間の一般道で15,230円、夜間の高速道路で24,650円となっています。
鍵屋に鍵開けを依頼する
鍵屋さんに鍵開けを依頼すると、平均15,000円~20,000円がかかります。ただし、これは比較的簡単な鍵の場合です。ウェーブキーや外車になると、30,000円~50,000円かかる鍵屋さんもあります。
119番通報をする
119番通報と救助は無料です。その後のガラス修理などを考えると、3~5万円ほどがかかります。
インロックをしないための対処法
インロックをしてしまうと、解決にお金と時間がかかります。そんな失敗をしないためにも、インロックの予防策を講じましょう。
鍵を常に持ち歩く
インロックをしない根本的な対策は鍵を常に持ち歩くことです。車を降りる時に、目に入りやすい所に鍵を置く、ポケットの奥深くなどに鍵を入れておくなどが有効です。
スペアキーを持っておく
もしもインロックしてしまった時のことを考えて、スペアキーを持っておくのも有効な対策です。カバンなどにスペアキーを入れておけば、万が一の時に使用できます。
スペアキーは、リモコンごと複製しなくても、鍵の部分さえあれば解錠できます。
メカニカルキーを子供に渡さない
子供が鍵を持ちたいと言ったら、リモコンの部分だけを渡して、メカニカルキーは自分で持っておきましょう。そうすることで、子供が内側から鍵を閉めてしまっても、メカニカルキーで開けることができます。
スマートキーの電池交換はこまめに
スマートキーの電池が弱くなり、電波が届かないことでインロックが起こってしまうこともあります。そうならないためにも、スマートキーの電池交換を行いましょう。スマートキーの電池の寿命は1~2年と言われているので、交換した覚えが無ければ、そろそろ交換してください。
インロックを安く解決したいならロードサービスを使おう
インロックを安く解決したいなら、鍵屋さんよりもロードサービスを利用しましょう。
その方が安く済むのでお得です。万が一、ロードサービスを利用できないエリアなら、近くの店舗を持つ鍵屋さんに依頼をしましょう。
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