子供がベランダで転落しないようにする対策方法を解説
子供がベランダから身を乗り出して転落してしまう事故が発生しています。もし、あなたがお子様をお持ちなら痛ましい事故が起こってしまうかもしれません。
今回が子供がベランダから転落しないようにする対策方法を解説します。お子様が転落してしまうのを未然に防ぎましょう。
子供がベランダから転落してしまう事例
子供がベランダから転落しまう事例をご紹介します。どのようなことで転落してしまうのか確認しましょう。
手すりによじ登る
手すりのちょっとした部分に足をかけてよじ登ってしまった事例です。柵が横向き骨組みで作られていると、その骨組みに足をひっかけて、よじ登ってしまいます。
足を引っ掛けられる出っ張りや隙間などがある場合も注意が必要です。
手すりから身を乗り出す
鉄棒のように手すりに捕まって身を乗り出したところ、そのまま落下してしまった事例です。ある程度身長と筋力のある子供だと起こり得ます。
ものに登って手すりを超える
室外機に登って、そのまま手すりを乗り越えてしまう事例です。室外機の他にも、鉢や置物などでも同様の事例が発生します。手すりにある程度の高さがあっても、室外機など高さのあるものに登ってしまうと、手すりを超えてしまいます。
子供がベランダから転落してしまう原因
これらの事例から子供がベランダから転落してしまう原因を解説します。
手すりへの対策が甘い
子供の身長でも手が届いてしまう高さの手すりを使っていたり、手すりに足場となるものがついていたりするので、転落してしまいます。
登れてしまう、手をかけられてしまうような手すりの場合、何かしらの対策をして、危険を排除してあげることが解決方法となります。
ベランダのものが手すりの近くに置いてある
手すりの誓うにものが置いてあると危険です。室外機などベランダに置かなくてはいけないものがあるのは仕方ありません。それをどこにおくのかが大切な対策となります。
子供が勝手にベランダへ出てしまう
子供の行動をしっかりと監視していれば、転落は防げます。しかし、家事や睡眠中などどうしても子供から目を離さなければいけないタイミングがあるのも事実です。
親が目を離しても大丈夫なような対策を施す必要があります。
子供がベランダから転落しないようにする対策
実際にどのような対策を施せば転落事故を防げるのでしょうか?
忍び返しをつける
手すりに忍び返しをつける方法です。手すりの高さが増すとともに、手すりに触ると痛い思いをすることになります。荒療治的なやり方で、子供が怪我をする可能性があります。
忍び返しは子供の転落防止以外に、空き巣が手すりから登って入ってくるのも防げるので、防犯対策としても役立ちます。
ものを手すりから離す
手すりの誓うに置いてあるものを離す方法です。消費者センターは60cm以上手すりから離すことを推奨しています。奥行きがあるベランダで、室外機を移動させられるのなら、子供が登っても落下しないような配置にしましょう。
子供を勝手にベランダへ出させない
子供から目を離した隙に落下してしまう事例が多いです。なので、ベランダに子供が出ないようにすれば落下する危険性を減らすことができます。
ある程度身長のある子供だと、窓の鍵(クレセント錠)を開けてしまいます。そのため、子供の手の届かない場所に補助錠を設置しましょう。そうすることで、ベランダの窓を開けられずに澄みます。換気もできるので、暑い夏でも有効な対策となります。
落下する危険性を教える
ある程度の年齢になれば、転落する危険性を教えることができます。転落して怪我をするアニメーションなどを見せることで危険であることを教えましょう。
ただ、教えるだけでは不十分なことも多いので、他の対策も行いつつ、教えるのが良いと思います。
子供がベランダから転落しないようにする対策グッズ
子供がベランダから転落しないようにする対策方法を解説しました。その中でも出てきた対策グッズと、それ以外の対策グッズをご紹介します。
忍び返し
先ほどもご紹介した忍び返しです。子供の転落防止の観点でつけるなら、なるべく尖っていないものを選んだ方が良いと思います。痛いと知らずに掴んでしまった時の怪我を最小限に抑えるためです。そうなると、空き巣対策としての力は失うので、その点は注意してください。
窓の補助錠
窓のサッシに取り付けるタイプの補助錠です。ダイヤルを回すだけで簡単に取り付けられるし、100円ショップで購入できるくらい安いです。
取り付ける位置によっては、窓を少し開けることもできます。子供の手が届かない場所に取り付ければひとまず大丈夫です。子供が取ってしまわないか心配な方は、鍵付きの補助錠もあるので、そちらを使いましょう。補助錠は窓を割って侵入する空き巣にも効果を発揮するので一石二鳥ですよ。
鍵付きクレセント錠
補助錠ではなく、クレセント錠を鍵付きのものにする方法です。鍵がなければ窓を開けることができなくなります。鍵をさして開けるものや、ダイヤル式のものもあります。
防犯対策としても役立ちます。ただ、窓が開かなくなるので、換気もしたい方にはおすすめではないです。
ベビーゲート
子供がベランダの鍵を開けないようにするために、ベビーゲートを設置します。ある程度の年齢までは有効ですが、ゲートを超えられてしまうと意味がなくなります。
鍵が開いていると、窓を開けてしまう可能性もあるので、鍵の管理はしっかりとしましょう。
子供がベランダから転落する不幸を無くそう
子供がベランダから転落してしまうニュースを見ると胸が痛みます。そんな事故が起こらないためにも、転落防止対策をぜひ行なって、広めていって欲しいと思います。
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